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第59話 ヒュドラ

last update تاريخ النشر: 2026-06-19 12:12:20

 アントリュウスのパーティーに先住の神二人が案内役として加わる事になった。

 街の近くにいる危険な怪物と凶暴な魔獣が多くいる森に向う事にした。

 森に向かう前に同行する二人の先住の神が怪物の説明があった。

「あの森の奥にヒュドラが住んでいます」

 ヒューイとキツネコがヒュドラの話しを聞いて動揺した。

「ヒュドラだと!?ありゃあ怪物というより神じゃねぇか?」

「ヒュドラは、エキドナの子供よ!何でこんな所にいるの!?」

 同行する神はそこまで知らなかった。

「ヒュドラは、神!何ですか?」

 ヒューイが答えた。

「ああ!原初の大地の神ガイア様が生んだ子供がエキドナだ!そしてエキドナが生んだ子供がヒュドラだ!」

 同行も知らなかった。

「神と言っても人格がありません!怪物だと思ってました」

「そうだ、人格がない神だ!だから数えるときも、一人二人じゃあねぇ、一匹二匹だ!だが普通の怪物じゃあねぇよ!神だ、それも原初の神の血筋、それに不死身と言われてる」

「それ程危険な生き物とは、知りませんでした⋯私達は、あのヒュドラの巨大な魔素が強くて近づく事もできません」

「近づかなくて正解よ!あのヒュドラの魔素を浴びれば、弱い神なら死ぬわ!もし、生きていても魔獣か怪物になってしまう」

 ヒューイがアントリュウスの顔を見た。

「あっしと、アントリュウス様だけで行きましょうか? 他の者は、あの魔素に耐えられません」

「いいわ!私、一人でいくわ」

 タヌキンナが話しに入ってきた。

「では、近くまで私達も行って、ヒュドラのオーラと魔素を感じたら近づかないようにして、その付近の弱い魔獣は、私達が倒すというのはどうでしょ?」

「そうね!それなら大丈夫かも!タヌキンナ、みんなを守ってね」

「はい、わかりました!」

タヌキンナは、アントリュウスに頼まれた事が嬉しくて尻尾を振って嬉しそうに笑って返事をした。

 ヒューイが同行の神に言った。

「まあいい!ヒュドラについてわかる所まで説明してくれ」

「行かれるのですか?不死身では?」

「不死身と言っても俺達相手なら不死身だ!アントリュウス様のオーラと呪いでぶっ殺せば不死身じゃあねぇよ!いいから説明しろ」

 同行の神が、説明をした。

「ヒュドラは、胴体に九つの首を持つ大蛇の怪物です!猛毒を含んだ息を吐くので近づく事ができません!首を斬り落としても、直ぐに新しい首が生えてきます!中央に本当の首がありますが、完全に不死身で斬り落とす事ができないと言われています」

 説明が終わり森に向う事にした。

 森に入ると巨大なオーラと殺気、魔獣達の魔素が漂ってきた。

 イダスがハンカチを出して鼻にあてた。

「何かとんでもねぇ臭いだな、魔素って臭いんだ」

 グレンは、かなりの知識を持っていた。

「臭ければ臭い程魔素が強い、アントリュウス様のオーラで俺達は守られているがアントリュウス様が近くにいなければ、俺達はもう魔素にやられて死んでるかもな」

 アントリュウスが巨大なオーラと魔素を感じた。

 この毒を含んだ魔素を吸ったらイダスとグレン死んじゃう!

 生きていても魔人になってしまうかもしれない!

「ここでみんな、待機してて、私がヒュドラを倒してくる!」

 アントリュウスがヒュドラの所に向かった。

 それを見てドラゴが付いて行った。

 ヒュドラの巨大なオーラで居場所がわかり、アントリュウスは、ヒュドラの前に立った。

 アントリュウスの巨大なオーラを感じ周りにいた魔獣達が逃げ出した。

 ヒュドラに話し掛けたが、返事が返ってこない、人格が無い!会話ができなかった。

 ヒュドラは、アントリュウスに毒を吐いた。

 アントリュウスの巨大なオーラには意味のない攻撃だった。

 可愛いそうだけど殺すわ!あなたが生きてると、この森に入った神が死んじゃうから⋯

 アントリュウスの翼が大きく輝き戦闘モードに入った。

 苦しまないように殺すわ!

 中心にあった一番太い首を斬り落とした。

 斬り落とした首から新しい首が直ぐに出てきた。

 凄いわね、この生命力、本物の首を斬っても再生するなんて!こんなのがいたら、この森に近づいた神達は、死んじゃう!

 アントリュウスは、剣に呪いを注入した。

 かなり大量の神力を使い巨大な首を斬り落とした。

 首は、再生されず八つの首の一つが徐々に太くなっていった。

 アントリュウスは、危険を感じた。

 何!?また再生しようとするの?

 呪いのオーラを剣に注入して神力を使い八つの首も斬り落とした。

 そして、ヒュドラは、死んだ。

 ヒュドラの死体から大量の魔素が放出され溢れだした!そして死体が消滅した。

 凄い魔素ね!死んでも魔素を残していくなんて私が子供の時に会ってたら死んでたわ!

 それより、この大量の魔素を何とかしないと⋯ 

 アントリュウスは、神力を使い浄化した。

 久々に大量の神力を使って体力が消耗したためアントリュウスは、かなりの疲労を感じた。

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